神奈川県内にはバリアフリーを売りにしている賃貸物件がいくつもありますが、どれを選んでも良いというわけではありません。特に高齢者の場合には、床が平坦であっても、それ以外のところで怪我をしたりするリスクがあるため、賃貸物件を選ぶうえではいくつかのポイントを頭に入れておく必要があります。例えば、バリアフリーの賃貸物件の中には、手すりがあまり多く設置されていないものがありますが、そういったものはなるべくであれば避けた方がよいでしょう。というのも、高齢になるにつれて体力は低下していくため、少しでも多く手すりがあった方が無理なく日々の生活を送りやすくなるからです。

また、浴室乾燥機が設置されているかどうかという点も大事なチェックポイントの一つです。神奈川は比較的温暖な気候ではあるものの、冬になるとそれなりに寒暖差があるため、暖かい部屋から冷えた浴室に入った際にヒートショックを起こす高齢者は少なくありません。浴室乾燥機があれば、あらかじめ浴室を暖めた上で入浴できることから、ヒートショックのリスクを大幅に軽減することができるのです。加えて、ドアの重さについてもしっかり確認しておくのがおすすめです。

神奈川県内のバリアフリーの賃貸物件の中には、ドアが重く開閉に力を要するものが一部存在しています。若い人だと気にならないかもしれませんが、高齢者にとっては意外と不自由を感じる原因になるので、ドアがスムーズに動かせるかといった点も入居前に確かめておくべきです。